嫌いな君のことが好き

「どこにいたの?」

「ドイツ。」

「なんで?」

「産みの親と暮らすことになったんだよ。そしたら父さんが転勤でさ。母親もついていくから俺も行った。」

なんか悲しい。

両思いのはずなのに海外に行くのも教えてもらえなかったんだ。

「私のことは忘れてたんだ。」

「…いや別にそうじゃねーけど…。」

「そうなんだ。」

「…。」



「石松にとって私はそんなものだったんだね…。ちょっとがっかり。用事あるから帰るね。」

私は石松を置いて帰った。



なんで石松はゲームセンターにいたんだろうか。