嫌いな君のことが好き



結局佐々本くんが言ったことがわからないままサッカー部は夏の大きな試合を終えた。

当然うちの高校が勝つんだけど、やっぱり嬉しいから今日はみんなで打ち上げ。

カラオケではみんな酒を飲んだような勢いで歌って踊って笑った。

マネージャーは2年の先輩が2人来たから話し相手はいなくても取り合えず安心して私はみんなと笑った。

「ほな次若葉ちゃんね。なに歌う?」

部長に聞かれて焦る。

慌てて最近のラブソング的なのを選ぶ。

歌う。


みんな静かになった。


「え……。」