嫌いな君のことが好き

そこで新しい担任が入ってきて、私たちのめちゃくちゃな交流は終わった。

また佐々本くんと隣。

中学のときはバカキャラ全開だったけど、今は自分の定位置を作るためにつとめている。

みんなの前ではいつも通り明るいけど、やっぱり全てに注意を払っている。


ホームルームが終わって、式典まで休み時間になった。

すぐに鈴木菜々美が近づいてきた。

「さっきはごめんね。これから仲良くしてね!」

手を差し出されて、私は雰囲気で手を握ってしまった。

他の女子は鈴木菜々美にやられたらしく、静かになっている。

「よ、よろしく…。菜々美ちゃん…。」


そして私はようやく思い出した。

石松!!!