「あ、俺A組だ。」 角田くんがクラスわけの張り紙を見てつぶやく。 私は……。 「私C組!」 「俺もだ。」 佐々本くんとは一緒だった。 普通女子だったらクラスが別れた友達と半泣きで張り紙を睨むものだが、男子はあっさりしている。 「じゃあな。」 「おうっ。行くぞ、佐伯。」 私は佐々本くんについていった。