嫌いな君のことが好き


「でも片想いなら優しくするもんじゃないの?」

「石松は嫌だったんじゃない?好きな人が自分の親友のことを好きだったら誰でも悔しいでしょ?」

理穂の宿泊学習のときの気持ちも同じだったのかな…。

「ほら、宿泊学習のとき調理係になったのも佐伯を追いかけてのことだし、なんだかんだ言って石松はずっと佐伯のこと好きだったんじゃん?」

私は叫んで泣きたかった。

気づかなくてごめん。

もっと早く気づいてて、もっと早く仲良くなってれば、私は置いていかれることはなかったのかもしれない。

「あと、ひとつ。俺がこの目で見たこと。」