嫌いな君のことが好き


そんなある日。

「わりぃ、今日委員会だわ。」

月に一度の委員会の集会。

トップ7のなかにも集会に行く人が何人かいるから今日は勉強会はなし。


一人で帰ろうとした。

昇降口まできて、一瞬焦った。

藤田がいる。

それも、一人で、誰かを待ってるかんじで。

気にせずに通りすぎようとした。

「若葉。」

やはり予想を的中して呼び止められた。

「あ、ごめん。馴れ馴れしくて…。佐伯、だね。」