嫌いな君のことが好き


「石松マジで最近モテ期じゃーん。」

「はー?そんなことねーよ。彼女いないもーんだ。」

ある日の休み時間。

私は次の授業の宿題を大急ぎでやっていた。

隣には男子の中でも権力をもつ5人組がいる。

男子は小声で話してるつもりかもしれないけど全部耳に入ってくる。

「だってさぁ、坪川はもちろん最近はお隣さんも好きっぽいし山口だってねぇ?」

お隣さん…って私かな?

それと山口。

山口理穂。

え?

理穂!?

石松のこと好きだったの!?

私は勘違いだとしても理穂の名前が出てくるのは勘違いではない。

理穂は最近石松の話ばっかりしてた。