嫌いな君のことが好き

私と理穂は黙って聞いていた。

「じゃあお前が入れば?」

角田くんが言った。

誰に言ってんの?

「あー、そうだよな。女ひとりだとあれだし、山口と二人で入れよ。」

「えっ!?」

私?

「若葉、どうするの?」

理穂に聞かれた。

きっと理穂は入りたがってるよね。

「じゃ、じゃあ入ろっかな……。」

「よっしゃ。じゃあ放課後カラオケな。」

佐々本くんの一言でみんな笑う。

なんか青臭いな…。

でもいいのかな?

石松がいない、今の世界で私はすぐに居場所を見つけてしまった。


石松…。

会いたいよ。