嫌いな君のことが好き


理穂と首をかしげたあと、笑って駆け寄った。

「風ぬるいな。」

「当たり前だろ。ぬるい風まわしてんだから。」

これが上層部の特権ってやつかな?

きっと先生も気づいてる。

でも注意しない。

それは、きっとこの人たちが、本当はいい人だって知ってて、放っておけば、学校が自然と丸くなるから。

ただって、この人たち面白いもん。

石松がこのグループにいたいのもわかる。

「つーか石松いなくなって人数減ったじゃん。」

「じゃあ足せばいいだろ。」

みんなで風を浴びながら話す。