禁恋~偽りの愛~



「あ、驚かせちゃった?


ごめんね。」



香山くんは、眉を八の字にして


爽やかにそう言った。



私はただ、俯いて首を左右に振る。



か、かか、香山くんに、



睨んだ顔見せちゃったよ…


恥ずかしい!最悪!


そう思うと、顔が熱い。


それに目に涙が浮かぶ。



っていうかちょっと待って!



い、いいいいい、今…………



ベッドの脇で寝てる通行人Aを除いて、


好きな人と二人きりっ?!?!


あわわわわわわわ