Like×Like=Love [3L]


数分後、彼が戻ってきた

「おまたせ。はい、これ」

と、彼が保冷剤を丁寧にハンカチで包んでくれた

私はお礼を言い、保冷剤を頭にあてた

……………。

無言が続く

聞こえるのは、時計の針が進む音だけ

(な、なにか話さないと…)

『えっと…じ、自己紹介とかしてなかった…ですよね』

『私は、狭間莉乃。中学2年生の14歳。』

「俺は雅樹。藤堂雅樹。俺も中2で14歳。よ、よろしく」

『よろしくね』


----2人の出会いはここからはじまった----