Happy&Honey Days <REN>

「だろだろ♪」


あがりついでに調子に乗ってしまった。

「瑞葉、まわり見てみなよ。」


俺もまわりを見てみた。


すると、クラスの半分くらいの女子と目があった。


「わかった?井川もモテんのよ。」


なんか…照れるよな?


「…あっ!」


「瑞葉?どうしたんだよ。」


俺は聞いた。


「あたし思い出したんだけど、中学の時に蓮関係でちょっと言われたことがあるの。」


中学ん時!?


まさか…嫌がらせ!?


「え!?何て言われたんだ?」


俺は慌てた。


俺のせいで…俺の知らないうちに…瑞葉に何かあったのか!?


瑞葉の話はこうだった。


中2の時、俺と一緒に登校してることでとやかく言われた。


俺は瑞葉に謝ることしか出来なかった。


俺が…瑞葉につきまとわなければよかったんだ…。


「で?瑞葉はそいつらに何て言ったの?まさか言われっぱなしじゃないよね?」


原西が怖い…。


「あたしは事実を言っただけだけどね。」


「「事実?」」


『蓮が勝手についてくるの!あたしは一緒に登校したいなんて思ってないんだから!あなたたちにとやかく言われる筋合いはない!』