そのころ一夏は、


　「大事な約束があるから、遊んでて!!じゃ、いくね。」


そんなことを言って、あかり・麗を残して行ってしまった。


　「あかり、一夏っていまから告白されるパターンだね。」


麗が言う通り、人気者のため、手紙などで呼び出されて告白されている。


しかし、一夏はその事を言いふらしたりしないため、よけい人気なのだ。


一夏は自覚していないし、


気づいていないのだが大輔は一夏の事が好きだ。


しかし一夏には、恋が何か分からないし、


好きな人は、いないそうだ。　　


大輔とは、男子の中で一番仲がいい。


そのためプライベートでも駅前に一緒に行ったり、ショッピングモールにも行った仲だ。


一夏は大輔の事を《親友》と思ってだいちゃん、と呼んでいる。


大輔は大輔で、告白しようと思ってもやはりできなかった。


それは親友というポジションが心地よいのだった。あかりは、


あかりは、これからの2人の未来を予想して応援しようと決めた。



　　　　　（頑張れ大輔!!応援するから。）


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