休み時間になった途端に、花恋の周りに男子が集まっていた。 しかも、他の学年やクラスの人達まで来ていた。 もちろん、一夏はその2倍の人に囲まれていたのだった。 しかし、その時間は早かった。 それは、花恋を雄飛が、一夏を大輔が助け出したからだ。 そして腕をひいて戻って来た。 「ありがとう、助けてくれて。」 2人同時に同じ事を考えていたのだから、思わず笑っていた。