高校3年生 それぞれ恋始めました 1


 休み時間になった途端に、花恋の周りに男子が集まっていた。


しかも、他の学年やクラスの人達まで来ていた。


もちろん、一夏はその2倍の人に囲まれていたのだった。


しかし、その時間は早かった。


それは、花恋を雄飛が、一夏を大輔が助け出したからだ。


そして腕をひいて戻って来た。


 「ありがとう、助けてくれて。」


2人同時に同じ事を考えていたのだから、思わず笑っていた。