「ハイハ~イ! このあかりが一番目! 
     
  えっと、私は、好きな人………………………… ぃ、います。」 


 「おやおや、あかり~?声が小さいな~。

  じゃ、西園寺大輔、言いマ~ス!

  俺も好きな人…いるぞ!」


 「じゃぁ、白咲麗言います!!

  私も好きな人……います!」


そう言って照れながらトイレに駆け込んで行った。



 「なんだ、麗好きな人…いるのか。」


海人の呟きは、クラスメイトの声でかき消された。