「麗華、あたしの事迷惑?」


うつむいたまま、マリエが声をふるわせて聞いてきた。


うん、迷惑。


なんて言える訳がない。


私は精一杯の笑顔をみせた。


「全然。迷惑なんか思ってないよ。それで?そのメールで学校やめようと思ったの?」


マリエは大きくためいきをついた。


「ううん。その後、メールじゃラチあかないと思ってさ、電話かけたの。そしたら着拒されて。」マリエは途切れ途切れ話した。