君と描いた日常-負け組女子高生

冗談を飛ばす先生とは打って変わって、一部の女子はしらけた目をこちらに向けていた。


「マリエ、何調子乗っちゃってんの?」


「うちらがなんもしないからって。」


「反省しろっつぅの」


「山崎さんかわいそ〜」


渇いた笑い声がやけに響いて耳に届いた。

マリエは鈍感なのか無神経なのか、全く気にとめていないようだった。