麗華。


ここから卒業しなさい。


もうここに来ちゃいけない。


ここを卒業する事で、


あんたは本当に変われるんだよ。


手紙にはそれだけ書かれていた。


再び涙が溢れた。


私は手紙を握り締めたまま泣き続けた。


どれだけたったのか、


私は涙をぬぐい、


立ち上がった。