君と描いた日常-負け組女子高生

それから私は昨日の悠紀との出来事を思い出し、無我夢中で自分の家に戻っていた。

ビルから家までの事はあまりよく覚えていない。


階段を上がって自分の部屋に戻ると、私は机に置かれた英語のノートをぺらぺらめくった。


1番最後のページから、4つに折られた正方形の紙が出てきた。


なんで私はすぐに気付かなかったんだろう。


私は震える手で手紙を開いた。