君と描いた日常-負け組女子高生

「悪口言う事でしか友達と上手くやっていけないなんて私よりかわいそうな人生だね。
みんなの前で私の事馬鹿にできて満足?良かったね?」


「もっかい言ってみろよテメェ!」


私の言葉を理解したのかしていないのか、エリは机を思いっきり殴ると立ち上がった。


「やめなさい!」


クラスの様子に圧倒されていた教諭達はようやく我に帰ったように怒鳴り声をあげた。

再び静まり返る教室。

エリはチッと舌打ちをすると席に座りなおした。