君と描いた日常-負け組女子高生

この所、クラスにとけ込んできた私が気に食わず彼女達が私を馬鹿にしていた事は気づいていた。


しかしまさか、そんな風に言われているとは全く知らなかった。


「ねぇ、高島さんと山崎さんってレズって本当なのーぉ?」

「いやー、今の山崎見てたら明らかでしょ」

彼女達の笑い声が私の頭の中を渦巻く。


「…佐藤さん達みたいなペラペラな人間関係じゃ、本当の友達なんて理解できないかもね」

私は少しうつむいた後、ニッコリ笑って言った。


教室が静まり返る。


「はぁ?」


エリはギロリと私を睨みつける。