君と描いた日常-負け組女子高生

「今日はなに」


「返しにきた。」


悠紀の手には以前貸していたラブ☆コンが三冊と英語のノートが、裸の状態で握られていた。


「明日でもいいのに」


私は笑った。


「今日返さないと気がすまなくて」


悠紀は漫画を私に突き出した。


「せめて袋にいれようよ」


私は笑った。