君と描いた日常-負け組女子高生

「本当に楽しかったな。夏休みが明けてからは。」


私はほんの3ヶ月前を思い出し呟いた。


この数ヶ月は、今まで生きてきた16年間よりも何倍も充実したものだった。


それも悠紀と出会えたおかげだ。


「3年生も悠紀と同じクラスがいいな」


私がそういうと悠紀はクスクス笑った。


「それはそうだけど、3年になったら私以外にも友達つくるんだよ。」


そんな事は考えた事もなかった。