君と描いた日常-負け組女子高生

マリエは私の隣の席にどっかりと座ると、足を組んだ。


「何?宿題してんの?超真面目〜」


当たり前。


「えっ?今日提出?!まじで言ってる?!」


あんたに嘘をついて何になる?


「や〜んうつさして〜。間に合うかなあ〜!?」


人が苦労して仕上げた宿題、一瞬で写すなよ。


届かない心の叫びもむなしくマリエは私の隣でいそいそと宿題を写しはじめた。


やがて10秒もしないうちに彼女はペンを放り投げた。


「超めんどくさい!もう提出しないでいいや。はいありがと。」


マリエは適当に私の机にプリントを投げ置いた。