君と描いた日常-負け組女子高生

「悠紀!ちょっと待ってて!」


私はカーテンを閉めて勢いよく家をでようとしたが、両親が起きると厄介なので忍び足で家を出た。


「悠紀…」


「謝りに来た。」


悠紀は携帯を閉じると私を見据えた。


パーカーにGパンにスニーカー、というラフな服装だった。


「あやまんなきゃなんないのは私の方だよ…」


私は呟いた。