私の言葉もむなしく悠紀の声だけが響いた。
「『生きたくても生きられない人がいる』ってなに?じゃあ『生きたくないのに勝手に産み落とされた人』はなんで否定されるの?
人間として生きたい!とか言って自ら志願して生まれてきた赤ちゃんなんていないでしょ?」
悠紀の目には涙がたまっていた。
私は何も言い返す言葉も見当たらず、鞄を拾いあげて悠紀の家を飛び出した。
「『生きたくても生きられない人がいる』ってなに?じゃあ『生きたくないのに勝手に産み落とされた人』はなんで否定されるの?
人間として生きたい!とか言って自ら志願して生まれてきた赤ちゃんなんていないでしょ?」
悠紀の目には涙がたまっていた。
私は何も言い返す言葉も見当たらず、鞄を拾いあげて悠紀の家を飛び出した。

