君と描いた日常-負け組女子高生

思いもよらない悠紀の言葉に、私は凍り付いた。


「普段そんな事考えてないくせに、こういう時だけ善人ぶるんだね」


今までに見せた事のないような表情で私を睨み付ける悠紀の表情を見て一気に心泊数があがった。


「…悠紀?」 


「なんで真面目に生きようとしてる人ばっかり肯定されんの?!」


悠紀は立ち上がって私に怒鳴り付けた。


「待って悠紀…」