君と描いた日常-負け組女子高生

12月初旬、2学期末のテストがあと数日に迫っていた。


しかし、友達付き合いが少ないぶん気持ちが勉強の方に向いていたせいか、それに関する心配はあまりなかった。


悠紀もあまり心配はないみたいだった。


その隣で、エリ達は妙なテンションではしゃいでいた。


「補習になったらまぢどうしよー!!」


「エリごめんねあたし裏切るかも!」


「やめてよもぉ〜」


私達はその様子をぼーっと眺めていた。