こうして私は悠紀によってかえられた。


それから私は少しずつ化粧をして学校に行くようになった。


悠紀の言った通り、初めは眉毛を整えるだけ。


それから、ビューラーも始めた。


そして少しずつ、マスカラ、チーク、リップと道具も増えて行った。


不思議と周りの反応もそんなに大きくなかった。


というよりかは、周りがそこまで私に感心がなかったからかもしれない。

気付いたのは、妹と母親ぐらいだろうか。