外に出ると颯太くんの姿はすぐに見つけ

られた。

ひっくんとよっちと、楽しそうに笑って

いる。

でも春華を泣かせた事に変わりはない。

だから私はまたそこから走って、

颯太くんの所に行った。

「颯太!!!」

初めて呼び捨てにしたから、颯太くんは

びっくりしていた。