不良な君は私を守る

 
【そうだな…お前のこと舐めてたけど…本気出させてもらうからな】

だんだんと強い魔力が翔平から放たれ始めていった。建物が少しメキメキ言っていて怖い。いつ壊れてもおかしくない。

空気の感じもきつくなってきた。
人間には耐えられない重い空気

「………」

龍は無言で翔平を見てた。
でも不安な顔はしてない。
勝てる確証でもあるのかな…
魔力が高まった頃には翔平の体中には龍の目の紋章に似たようなものが体中に広がっていた。