次第に晃の呼吸が薄くなってきて目もうつろになってきてるみたいだった。

当たりどころが悪かったせいか晃は、
すっと綺麗なひかりに包まれてきた。

これがこの世界の定め。
肉体は消えて魂は神々によって消される


晃が消えたことで俺たちに刺さっていた刀も消えて少し楽になった

《夏樹…ゲホッ…》

〖海欄…はぁ……治すね……っ〗

《なつ……き?…ぁ…》

俺達はここで意識の限界がきて意識を飛ばした。夏樹の温度と外の寒さがまざっていた。