(うっせーな、弱虫の分際で…)

晃は抵抗できない俺をいいことに何度も刀を動かした。

《…っあ!》

(…あーあ、こんなに血流しちゃって、可哀想だよなぁ。俺がなめてやろっか?)

《…きたねぇ…やめろ…》

フッ…と、小さく晃は鼻で笑って俺の服を肩まではだけた。
その瞬間に刀によって俺の服は肩からはだけた部分まで引きちぎれた。
(…痛そう…俺がなおしてやる)

〖やめてー!きたない!〗

そう言って夏樹は晃に思いっきり氷の魔法を食らわせ吹き飛ばした。