(おー、まてまて)

ずぶっ…!

《うあっ!》

晃は一瞬で現れたかと思ったら俺の右肩に刀にぶっさした。
右腕から力が抜けて剣が俺の手から滑り落ちた。
全然右腕に力が入らない。
これじゃ…抵抗もできない

(…痛い?…痛くて喋れないか、ごめんごめん。)

《チッ…うっせぇ…》

遠くから夏樹の声がする。
大丈夫!?って、大丈夫じゃねぇよばーか…

《…夏樹~…俺は…大丈夫…》