『いいじゃんか別に…』

「…別にいいけどさ…」
龍は私を置いて学校の中に入った。
中には誰もいなくて静まりかえっていた。

龍はベンチに座って私を座らせた。

「あのさ、母さんが写真立て渡してきたんだよね。だから、写真とっていい?」

『写真?!とりたい!どういうのとる?』

「え?決まってるじゃんフツーに撮る」

『フツーか…まっ、とろ!』

龍は携帯を取り出して私たちを写した。
撮ろうとした瞬間龍が私の唇にキスをしてきた。