〖ぇっと…ぁの………んっ…〗
いきなり私の唇に柔らかい物が当たってきてびっくりした。
最初は何が起きたのか分からなくて、しばらくしてわかった。
私海欄にキスされた。
…私達は付き合って一度もしたことがなくて、でも私は海欄がいるだけで毎日が楽しかった。愛されてるって確認もできなくても苦しくはなかった。でも、今日を境にそんなこと意識しなきゃいけないんだ。
私って愛されてた。嬉しいな。
しばらくして海欄の唇が離れて見つめ合った結果。
《い…今のこと忘れて!(〃Д〃)》
海欄が照れて顔を真っ赤にした
〖わすれません!記念日だもん!〗
《うるさい!俺なにもしてないもんねーだ!》
〖したもん!ここにちゃーんと〗
《っ~~~~/夏樹のばーか!ばーか!》
海欄は顔を真っ赤にしたまま魔法陣を通っていった。
あ、かわいかった…
好きだよ海欄。