「おはよ、翔太。」





「あ、はよ、海結。」






2人で学校へ向かう。





それは、中学からずっとそう。





家が近いんだもん。






「あのさ、花火大会」





「うん」





「誘ったの迷惑じゃなかった?」






「め、迷惑なわけ無いじゃん!嬉しいよ。毎年の事だし。」






「そっか。ならいーけど。」






安心したように笑う翔太の顔は、何とも言えないくらいかっこよかった。







「何、俺に見とれた?」






「違…っ 翔太の顔なんて、嫌ってほど見てるし!」






「ふぅん。」






何で私って可愛い言い方出来ないのかな。