私の学校事情…ですか!?

私、秋瀬美紀が住む峋町(ふかしまち)は、女の子が友達とショッピングできるお店なんて無い。
あるのは近所の商店と、綺麗な緑だけ。

都会に住む兄さんはよく「峋はいい所だよ。」なんて言ってるけど、
私はやっぱり、17年間過ごしたこの町の景色には飽きてしまった。

ふわぁ。
欠伸を一つこぼす。

ぽこん。
何か板のようなものが頭に当たる。
私はそれを退かして、当てた人の顔をみた。

「いつまでぼーっとしてるんだ、秋瀬」

「すいません!えっと、以後気をつけます!!」

私を出席簿で叩いた張本人は、いかつい顔をして言った。
豪音寺先生は、私のクラスの担任。
私がぼーっとして、先生に怒られる。

そんな毎日。