無愛想な君と友達以上。



「えへ。あーほら6時限目始まっちゃうよ。戻った戻った」


ぶつぶつ言いながら自分の席に戻っていく真紀に少し笑ってしまう。


自分のことを一生懸命考えてくれる人がいるって幸せだなあ。


ガタッ。


6時限目が始まると同時にさっきまで私達の話題になっていた橋本が席に戻ってきた。