「こっちだよ」
と、言われついていくと、畳のある広い部屋に案内された。
「えっと、色々説明しなきゃいけないんだけど........」
「うん?」
「じゃ、自己紹介からしよう。この人が六条組の....」
「六条クロマだ。六条組の組長をしている」
クロマさんって言うんだ....。
とても威圧感がある。独特のオーラが。
「で、僕が、六条キイ。組長の護衛と世話役」
「ん?名字が一緒?」
「あぁー、色々あってクロとは義理の兄弟なんだ」
「そうなんだ」
「イオリちゃんも自己紹介いいかな?」
「えっと、須藤イオリです。高校三年生です」
私はそう言い、ペコッと頭を下げた。
「キイ、説明」


