さすが、何年もつるんでいる仲間なだけはある。


俺はすぐに諒に返信することにした。


《今起きた。ラーメン食いたい》


それだけのメールを送る。


「燈里?」


その声にハッとして携帯から視線を上げる。


薫子がベッドの隣で立膝をして、不思議そうな表情で俺を見ている。


「あぁ。ごめん、おはようと言い忘れていたな」


「うん。おはよう燈里」


薫子はすぐに笑顔になる。


俺はその笑顔に心が癒されていくのを感じる。