彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

いつも通り秋匡さんが出迎えてくれる。


「やっぱり、今日中に来ると思って待っていたんですよ」


ショップの中はコーヒーの香りが漂っている。


見るとカウンターにコーヒーカップが1つ置いてあった。


「暇だったもので、コーヒーブレイクをしていました」


そう言い、一口コーヒーを飲む。


その姿はすごく様になっていて、今すぐにでもコーヒーのCMに出られるんじゃないかと感じた。


「あの、秋匡さん」


「ん? あぁ。そうでしたね。彼女人形の記憶を書き替えなくてはいけないんですね」


秋匡さんは『忘れていた』という演技をして見せてから、カウンター内にあるパソコンを立ち上げた。


俺をじらすように、パソコンはジリジリと立ち上がる。


秋匡さんは残りのコーヒーを全部飲みほして、ジッとそれを待った。