彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

フッと力が抜けるのを感じた。


山下陽子が全面的に出てきてくれているおかげで、思ったよりもスムーズに終わりを迎える事ができそうだった。


諒の手がスイッチに触れる。


その瞬間。


山下陽子が笑った。


その笑みにゾクリと背筋が寒くなる。


違う。


こいつは山下陽子じゃない。


山下陽子のフリをしているだけだ!


そう気づき、「諒!」と叫ぶように名前を呼ぶ。


諒が少しだけ顔をこちらへ向けた。


その時だった。