彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

☆☆☆

午前中の授業はあっという間に終わった。


ガタガタと席を立つ音を聞きながら、俺は窓の外を見た。


雨は小ぶりになっているが、まだ降り続けている。


一旦家に帰ろうか。


それともこのままショップへ行こうか。


少し悩んだけれど、学校から直接ショップへ向かう方が早いので、俺は家には帰らない事に決めた。


薫子に会いたい気持ちはあるけれど、また見当違いな思い出話を聞かされるのは嫌だった。


早めに直してほしい。


「燈里、今日は真っ直ぐ帰るのか?」


諒が俺の机までやってきた。


「あぁ。ちょっと予定があって」


「そうか。雨だし、今日は俺も真っ直ぐ帰るかなぁ」