彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

「おい、大丈夫か?」


諒がすぐにカバンからタオルを取り出して美奈へ投げる。


美奈はそれをキャッチしたが、鼻をタオル近づけてクンクンと匂いを嗅いでいる。


「臭くはないわね」


そう言い、ようやく髪の毛を拭き始めた。


「お前タオルを貸してやった俺に対して失礼だぞ!」


「あはは! ごめんね? だけど諒のタオルって汗臭い雰囲気がしたから」


美奈は明るい調子で言う。


「こいつ! 返せ! 俺のタオル!」


「やめてよ、まだ拭けてないんだから」


俺は2人が教室を駆け回るのを大声で笑いながら見ていた。


俺が笑わなくなった時も、2人はずっと俺のそばにいてくれた。


俺を見捨てないでいてくれた。


そして今、また俺は2人と一緒に笑う事ができている。


大切な、大切な友達だ。