お湯につかってしばらくして浴槽の鏡を見る。


さっきよりも血行が良くなりまともな顔に見える。


よし、いいぞ。


後は俺が死んだときに無駄死にしないように、メッセージを残しておかなくてはいかない。


このメッセージが重要だった。


単純に人形の事を書いただけでは一般人には通じない。


そして、警察は適当な嘘をついて誤魔化すだろう。


人形の事をダイレクトに書くのは避けたい。


できれば警察の目に届くことも避けたかった。


俺の意思を証拠品として見えない場所に隠してしまう可能性もある。


俺は自分の頭を洗いながら考えた。