彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

何度も見慣れた気味の悪い笑顔だ。


「おかえり燈里」


「……薫子、頭痛はどうした?」


そう聞くと薫子は首を傾げた。


「頭痛? なんのこと?」


不思議そうな顔をしている薫子。


その時俺はハッとした。


前にもこんな事があった。


あの公園にいた時だ。


薫子は公園で殺されたミサという少女の事を口走った。


しかしその直後、何も覚えていない様子で首をかしげていた。


その時と今、全く同じじゃないか?