彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

「え……?」


目の前の光景が理解できない。


諒も同じらしく「うそだろ」と、呟いた。


薫子の足元には美奈がいたハズだった。


いや、たしかにいた。


美奈の胴体だけが、そこに残されていた。


頭があった部分には薫子の足が見える。


その靴が赤く染まっているのがわかった。


「うそだろ……!」


諒が叫び、薫子から離れる。


俺もようやく事態を飲みこめた。


体を反転させて仰向けになった薫子は、美奈の顔を蹴りあげたのだ。