彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

諒と美奈、そして俺が薫子を取り囲むように立った。


ザァッと風が吹き抜けて行く。


作戦なんてなかった。


最初に諒が動いた。


薫子の後ろへ回り、その両腕を抑え込んだ、


両腕を背中で固定される形になった薫子は混乱したように暴れる。


諒1人の力で薫子を抑え込むのはとても不可能だ。


俺は駆け寄り、諒と一緒に薫子の上半身を地面へと押しつけた。


丁度薫子の背中に2人で乗るような格好になる。


「なにするのよ! 離して!」


薫子の悲鳴が夜の街に響く。


「美奈! スイッチだ! 足首のスイッチを切れ!」


俺は叫んだ。


誰か人が来る前に終わらせなければいけない。