彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

「コロシテキテ、アノオンナヲ。


コロシテキテ、アノオンナヲ。


コロシテキテ、アノオンナヲ。コロシテキテ、アノオンナヲ。コロシテキテ、アノオンナヲ。コロシテキテ、アノオンナヲ」


両耳をふさいでいても聞こえてくる。


まるで呪いのような言葉。


結音をこの手で殺さない限りそれは終わらないような気がした。


「やめろよ……!」


俺は怒鳴り、床に落ちたカッターナイフを拾った。


と、同時に薫子へ向けて突き刺した。


ドスッ。


鈍い音がして、我に返る。


薫子の頬にカッターナイフが付き立っている。


だけど薫子は笑っていた。


さっきまでの笑顔のまま、頬にカッターナイフが刺さっている。


その光景は異様で恐怖でしかなかった。